インターハイ テニス女子 最後まで走り切った福徳学院「悔いなし!」

2022/08/03
  • 高校総体

 夏場の暑さで運動量が落ちなかったのは、冬場の走りこみの成果だ。毎週土日のどちらかの練習後に5キロ走り込んだ。「コロナ禍で県外遠征に行けなかったこともあるが、できることをしようと取り組んだ。毎回記録を取り、数値で残すことで意欲を高めた」(曜日監督)。冬場にまいた種が花開いたのは春先からだ。渡辺は「これまで追いつけなかったボールをレシーブできるようになったし、ラリーが続いてもバテることがなくなった」と話す。

 

 個人シングルスの準々決勝で惜敗した野口は、長期戦を覚悟でラリー勝負に挑んだ。「焦らずじっくり粘ったが、相手もしつこいテニスをしてきた」と曜日監督。攻め急ぎ、前に出たところを長いストロークで抜かれてポイントを失うこともあったが、最後まで攻める姿勢を貫いた。野口は「相手にリードを許しても諦めずに戦えたのは、これまでキツい練習をしたからこそ。強い相手を追い込めた。目標としていたベスト8を達成できたので後悔はない」と笑顔で会場を後にした。

 

全種目に出場した野口愛菜

 

 

(柚野真也)

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