県高校総体前特集 バレーボール男子(1) 頭一つ抜け出した大分工業、今年度も県内主要大会全制覇を目指す

2022/05/24
  • 高校総体

 バレーボールの全国高校総体への出場をかけた県高校総体が、6月4日から3日間かけて開催する。全試合3セットマッチのトーナメント方式となり、準決勝以降は勝ち上がった4チームによるリーグ戦で王者を決める。今回は男女とも例年と顔ぶれの変わった今大会のシード校を紹介するとともに、注目選手などを紹介する。

 男子の第1回は昨年2月の県高校新人大会から県内大会で負けなしが続く大分工業。

 

■昨年度の主な成績■

県高校新人大会 優勝

春の高校バレー県予選 優勝

県高校総体 優勝

 

 

 今年も王者・大分工業が圧倒的強さを見せている。3月の県高校新人大会に続き、4月の全九州バレーボール総合選手権大会大分県予選(九総予選)でも1セットも落とすことなく優勝し、県内大会での連勝記録を伸ばした。

 

 県内では完全に頭一つ抜けた感のある大分工業だが、現状に満足することはない。九総予選を振り返り、江崎裕之監督は「新人戦以降、重点的に取り組んできたブロックに関しては一定の成果を出すことができたが、まだまだ不安定な部分の方が多い。実力が本物ではない」と厳しい評価を下し、キャプテンの相良琉翔(3年)は「点数をつけるなら20点。ブロックとレシーブの関係、試合での出だしなどまだ課題しかない」と固い表情を崩さずに語る。それは「さらなる高みを目指す」という決意の現れに他ならない。

 

現状に満足することなく、さらに上を目指す

 

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