夏の主役たちvol.12 アーチェリー男子 5度目の日本一を目指す大分東明

2021/08/10
  • 高校総体

 チームをけん引するのは県高校総体の団体と個人で2冠を達成した豊島拓実(3年)。実力は言うまでもなく、「いい点を出し、みんなを安心させるのが自分の役目。雰囲気が落ちているときは声を掛けて勢いづけたい」と、唯一の3年生としての責任感も強い。

 豊島からキャプテンの座を受け継いだ高尾太輝(2年)は頭の切れる知将タイプ。調子に波があるのが若干の懸念材料だが、勝利を左右するキーマンとなる。「夏休みを利用して追い込んでいる。昨年出場できなかった先輩たちの分まで頑張り、東明の名を全国にとどろかせたい」と高尾は意気込む。

 県高校総体団体戦に豊島、高尾とともに出場し、勝利に貢献した工藤智也(同)は、現在急成長中の有望株。「真面目で素直。言われたことをどんどん吸収する」と佐藤監督もその成長に目を細める。

 

 過去に全国制覇を成し遂げている大分東明。5度目の日本一を目指し、大会までの残り少ない期間を全力で走り切る。

 全国高校総体のアーチェリーは8月20、21日に福井県鯖江市東公園陸上競技場ほかで開催される。

 

全国高校総体に出場するメンバー

 

 

(甲斐理恵)

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ