県高校総体 バドミントン男子団体 総合力で上回った別府鶴見丘が7連覇

2021/06/01
  • 高校総体

 決勝では第2ダブルスと第1シングルスで2勝し先手を取ったが、第2シングルスを落として2−2となる。ここで力を発揮したのが第2ダブルスに続き、第3シングルスに出場したエースの谷和隼(同)だった。「攻め切った方が勝つ」と勢いづく相手に対し、受け身になることなく緊迫した場面でも強打と巧打を使い分け、流れを渡さなかった。

 

 ポイントが入るたびに両者は大きな声で気合を入れ、緊迫した展開は第3ゲームまでもつれたが谷は冷静だった。「相手が疲れているのが分かった」と得意のバックストレートを打ち分け、じわりじわりと相手の体力を消耗させ、終盤に一気に引き離して勝利を呼び込んだ。最後のショットが決まると、ベンチから仲間が飛び出し、歓喜の輪ができたが、谷は「これが終わりではない、これから九州、全国と続く。もっとレベルアップしないと、この先は勝てない」と喜びに浸ることはなかった。安部も同様に「これまでやってきたことは間違いではなかった。(個人的には)悔しい大会となったがリベンジするチャンスはある。大事なのはこれから」と先を見据えた。

 

優勝の立役者となった谷和隼

 

 

(柚野真也)

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