県高校総体前特集 バレーボール男子④ エースに頼らないチーム作りを進める鶴崎工業

2021/05/23
  • 高校総体

 今年のチームは“エース工藤悠人(3年)のチーム”というイメージが強い。事実、九総予選は、大会前に体調を崩し、練習不足のまま出場せざるを得なかった工藤の不調が結果に影響した。県高校総体へ向けてチーム力の底上げを図るには、工藤はもちろん、その他のメンバーの成長が必須となる。

 工藤とともにエースの重責を担う東俊輔(同)は「サーブで攻めきれなかった」、ポイントゲッターとしての活躍が期待される江崎青(同)は「気持ちが負けていた。自信を持ってプレーすることが重要」と、それぞれが見えてきた課題と向き合い、県高校総体へ向けて闘志を燃やしている。

 

 春に赴任したばかりの二宮裕和監督は「課題はレシーブとブロック。レシーブがうまくいけば工藤も生きる」と、守備面強化の必要性を語った。他にも、出だし、劣勢時の戦い方、終盤の接戦をどう乗り切るかなど考えることは多いというが、選手たちのやる気と伸びしろは十分。新たな指揮官のもと県高校総体までにどう仕上げてくるか、期待が高まる。

 

県高校総体に向けて3年生を中心に仕上げる

 

 

(甲斐理恵)

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