県高校総体前特集 バスケットボール女子② “3年力”の高い明豊が充実期を迎える

2021/04/27
  • 高校総体

 1カ月後に控えた県高校総体前特集として、5月29日から1回戦が行われるバスケットボール女子の強豪校4校を紹介する。第2回は「南九州四県対抗バスケットボール選手権大会」の「各県2位リーグ」に出場し、強豪相手に3戦2勝した明豊。

 

 「県高校総体は必ず優勝したい。そのためには自分たちのバスケを貫きたい」と語ったのはキャプテンの金丸瑞稀(3年)。明豊はここ1、2年でコンスタントにベスト4入りするようになり、南九州四県対抗選手権大会県予選(南九予選)では決勝までたどり着いた。1年の頃から主力として試合に出ている選手が最終学年となり、充実した戦力が整う。

 

 シュート成功率の高い金丸、インサイドが強く、得点頭の坂田愛留(3年)に加え、伊藤あんな(同)の得点力が一気に上がったことで攻撃力が向上した。伊藤は今冬、かつて全国高校選手権大会(ウインターカップ)に出場したOGから、「あなたが変わらないとチームは強くならない」と言われ目の色が変わった。これまで、レギュラーだったが、武器といえる確かなものがなかったことは自覚していた。「得点源になる」と決めてから、全体練習後だけでなく昼休みも利用して、ドライブからのレイアップ、シュートといった個人技術を磨いた。南九予選では坂田に次ぐスコアラーとして得点を挙げたが、「まだまだ実力不足」と満足した様子はなく、トップスコアラーを目指す。

 

得点力が向上した伊藤あんな

 

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