#スポーツのチカラ 県高校総体 バスケットボール女子 4強入りした大分鶴崎、団結力で天敵を撃破

2020/08/23
  • 高校総体

 中津北とのシュート成功率の差が得点に出てしまったが、守備では中津北の速い攻撃にも全力で食らいつき、シュートを打たせない場面もあった。守備から流れをつくると、今大会の優秀選手に選ばれたキャプテンの赤木里菜(3年)や、副キャプテンの嵐真弥(3年)を中心に、強化してきたセットプレーなどの成果を随所で発揮。山本監督は「新人戦では手も足も出なかったが、今回はいいプレーもたくさん出せた」とチームの成長を感じた。赤木は「アップの時から気迫に圧倒されて焦りもあったけど、特に後半は落ち着いて周りを見て冷静にプレーできた」と、全力を出し切った結果に納得している様子だった。

 

 今大会を最後に引退する3年生もいるため、「3年生のための大会」として団結し、目標を達成した選手たちは晴れやかな表情でコートを後にした。10月の全国高校選手権大会(ウインターカップ)県予選については、「まだまだ荒削りのチーム。ひとつひとつのプレーを丁寧に仕上げて、全員で戦えるチームにしたい」と山本監督。期待の1、2年生も成長過程にある今、チーム力はさらにレベルアップしていく。

 

優秀選手に選出された赤木里菜

 

 

(黒木ゆか)

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