#スポーツのチカラ 県高校総体 ラグビー 女子選手が有終の美

2020/08/21
  • 高校総体

 舛尾と同じグラウンドで公式戦の場に立った篠田吉乃(臼杵3年)も女子選手の一人。ピンクのシューズにピンクのマウスピースがトレードマーク。彼女はリオ五輪で女子のセブンズ(7人制ラグビー)を見て、高校入学を機にラグビーを始めた。当然、男子に混じって練習することは過酷で、アップにさえついていけなかった。それでも「思い通りにならないのが楽しい」と努力を惜しまなかった。一つのパスが通る、タックルが決まる。男子部員には当たり前のことだが、篠田は一つ一つのプレーができたことへの喜びと充実感があった。

 

 部活動以外にも毎週日曜日は県ラグビー協会女子委員会が運営する「大分ウイメンズ」の練習に参加した。昨年は国体の九州ブロック大会のリザーブとして帯同。ラグビーを通じて「コミュニケーションの大事さと仲間を思いやる気持ちを学んだ」という。今後も大分ウイメンズの一員としてラグビーを続ける。

 

ラグビーに魅了された篠田吉乃

 

 

(柚野真也)

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