#スポーツのチカラ 県高校総体 バレーボール女子 日本一へ向けて東龍が好スタート
2020/07/29
- 高校総体
高校バレーボールの3大タイトルのひとつ全国高校総合体育大会(インターハイ)が中止になり、国体が延期、最後の春の高校バレー(春高バレー)の開催も定かでない。常に3冠を目指す東九州龍谷(東龍)の選手の思いはいかなるものか。今年1月に春高バレーで日本一になり、最優秀選手賞に輝いた室岡莉乃(3年)は、「3冠を狙えないのは悔しいけど春高バレーがあると信じて、今はチームのプレー精度を高めたい」と照準を定め、準備に余念がない。
1年生が加わり初めての公式戦となった県高校総体は、参加校全てが2試合行う対抗戦となったが、「試合勘を取り戻す場」(竹内誠二監督)として現時点で考えられる“春高仕様”のメンバーで臨んだ。室岡を筆頭に日本一を経験した佐村真唯、新改星南ら2年生に184㌢の飯山エミリ(1年)が加わり、懸念材料であった高さが解消された。
飯山のセンター攻撃が加わることでサイドの室岡のマークが分散され、守備においては高さを生かしたブロックで相手の攻撃をシャットアウトするだけでなく、コースを限定することでレシーブ成功率が上がった。対抗戦は2戦2勝、試合勘が戻るほどの緊迫した試合はなかったが、「いい刺激になった」と竹内監督。室岡は「まだまだ狙いとするバレーができていない」と厳しい評価をしたが、久しぶりに試合ができたことに感謝し、バレーボールを楽しんだようだ。
春高バレーで日本一を目指す東龍