#スポーツのチカラ 県高校総体直前特集 なぎなた
2020/07/05
- 高校総体
県高校総体なぎなた競技は男女個人戦、女子団体戦が行われるが、時間短縮のため出場学年、人数に制限があり、3年生主体の大会となる。
注目は、福徳学院と大分西の一騎打ちとなる女子団体。合同練習を幾度も重ね、良きライバルとして切磋琢磨してきた両校。共に全国高校選抜大会への出場を決めていたが、新型コロナウイルス感染拡大による中止で涙を飲んだ。さらに全国高校総合体育大会(インターハイ)も中止となり本大会に懸ける思いは強い。どちらに軍配が上がるのか。熱戦が予想される。
取材に訪れたのは、昨年度の全九州大会で団体戦準優勝、県高校総体で団体戦優勝など好成績を残した福徳学院。本来であれば全国高校選抜大会では団体戦とキャプテンの小野陽(3年)が個人戦に出場する予定だった。
築城理恵監督は休校中もグループラインを使ったミーティングで話し合いを重ね、「試合が全てではない、3年間やってきたことを最後までやり通すことが何より大切だ」と伝えた。自粛中の生活についても「生活リズムを崩さない、勉強をする、家の手伝いをする、家族のサポートに感謝の心を持つ。技術面だけでなく、そういうものが根本にあって初めて結果が出る」と心のあり方の重要性を説いた。教えを実践し、自主練習にも真面目に取り組んだ選手たちは、休み明けも3カ月のブランクをほとんど感じさせなかったという。
休みのブランクなく練習に取り組む