#スポーツのチカラ 県高校総体直前特集 アーチェリー

2020/06/23
  • 高校総体

 女子の注目選手は朝久野奈波(3年)。1年の頃から大舞台を幾度も経験しているが、挫折も多く、悔しさをバネに成長を続けてきた。昨年も夏の九州大会個人で大敗を喫したが、その数カ月後の九州新人大会で個人優勝し、修正力の高さを見せつけた。この両名は練習量の多さも圧倒的。人一倍の努力を結果につなげてきたといえる。

 

 宮成と良きライバル関係にあるキャプテンの釘宮光洋(3年)や、昨年の九州大会団体優勝の原動力となった石川紅葉(3年)、国体に出場した矢野碧海(3年)も若干のムラはあるものの実力は確か。それだけに、主力メンバーを指導してきた元木一成前顧問は「今年は男女ともに全国優勝を狙えるチームだった」と悔しさをにじませる。

 

 選手たちの当面の目標は団体戦のメンバーに選ばれること。これは学年に関係なく、県の記録会などの成績を基に決定される。選手たちは1日200本以上矢を放ち、鈍った感覚を取り戻そうと必死だ。元木前顧問は「苦境の中ではあるが、自己ベストを目指して頑張ってほしい。この経験はこれからの人生で大きな糧になる」と話した。

 

県総体は自己ベスト更新の場とする

 

 

(甲斐理恵)

 

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