バドミントン女子 昭和学園高校 九州大会3位の勢いを全国に

2019/07/23
  • 高校総体

全国高校総体の目標

初戦突破

 

 3年連続46回目の全国高校総体出場を決めた昭和学園高校女子バドミントン部。県高校総体の団体戦では全試合ストレートで勝ち上がり、強さを見せつけた。6月に福岡県で開催された九州大会は団体戦3位となった。好成績を挙げ、全国に向けてますます勢いに乗っている。

 

 新チームになってから、キャプテンの飯田朱音(3年)とエースの草野真央(3年)が結果を残さなければ勝てないチームだったが、今年4月に中学時代から活躍する1年生が入部し、選手層が厚くなった。飯田、草野にとって頼れる後輩の存在は大きく、体力を温存して試合に臨めることで、より高いパフォーマンスを発揮できるようになった。全国の強豪校に比べ部員は少ないが、下級生も実力派ぞろい。チーム内での競争意識が高くなり、それが結果的にチーム力強化につながっている。

 

 練習ではライバル関係だが、コートを離れれば学年に関係なく仲が良いのが強さの要因。「飯田と草野はライバル心を持ちながらも足の引っ張り合いをしない。2人を中心にチームがまとまっている」と吉田太郎監督。全員で支え合い“自分が負けても次が勝ってくれる”という安心感が好循環を生み出している。また、臨機応変なオーダーを組み立てることが可能になったことで、対戦相手が対策を練りづらいチームになった。

 

 全国に向け、普段の準備体操から「基本の徹底」を意識して調整している。「全国では1回のミスが敗北につながる。万全の体制で挑めば勝てる」と吉田監督。勝利へのこだわりはもちろん、試合を重ねるごとに強くなってほしいと一人一人に期待する。

 

即戦力の1年生が加わりチーム力アップ

 

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