別府翔青高校 目指し続けた2連覇 歩みを止めない剣士たちの決意

2017/08/30
  • 国体

 宮城県気仙沼市総合体育館で行われた全国高校総体(南東北インターハイ)のフェンシング。県勢として2年連続で全国の舞台に挑んだ別府翔青は、チーム内で掲げ続けた「2連覇」という目標を堂々と叶えた。今大会でも他県のライバルを圧倒したのは石井魁、上野優斗、瓜生陽の3年生トリオ。ジュニア時代から共に歩み、昨夏のVメンバーでもある剣士たちの勢いは、全国の強豪校を前にしても衰えることはなかった。創部から間もないインターハイ2連覇。挑戦者という立場から、瞬く間に王者の座を勝ち取った彼らの華やかな歩みは、これからも多くの人々の視線を集めることになるだろう。

 

 渡部達郎監督もその危なげない試合運びを振り返り、「選手たちは常に“2連覇”という目標を口にし続けてきた。その勝利への執念が全国制覇という結果を引き寄せたのだと思う。今年からスピードを活かしたプレースタイルにテクニカルな動きをプラスし、フィジカルトレーニングに多くの時間を割くようになった。選手たちは戸惑いもあったはずだが、今年3月に行われた全国高校選抜大会での優勝が自信につながった」と評価した。

 

全国高校総体2連覇を達成した(左から)石井魁、上野優斗、瓜生陽の3年生トリオ

 

五輪メダリストや現役選手がアドバイザーコーチとして参加した合宿で、選手たちは熱心に耳を傾ける

 

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