飛び込み 少年男子 尽きない向上心。全国総体優勝の山本馨(別府翔青2年)がさらなる高みへ

2019/09/05
  • 国体

 

 全国総体後はJOCジュニアオリンピックカップに出場し、国体の後には日本選手権などビッグマッチが続き、休む間もない。「毎年のことなので慣れた。冬場になれば大会は少なくなるし、それまでにできたこと、できなかったことを明確にしたい。連戦が続くので筋力と練習量を落とさずコンディションを整えたい」と言葉に説得力があるのは、小学1年から各年代のトップを走り続けたからこそ。「改善の余地があるということは、まだまだ伸びしろがあるということ」と演技への追求心は尽きない。

 

 日本のトップは1年中競技ができる屋内練習場のある環境を求めるが、山本は地元で競技を続けることを選び、冬場はトランポリンや陸上練習で技を磨く。「海外遠征や日本代表合宿でいろんなコーチに教わったが、自分は競技を始めた頃から教わる茶木康寛先生(別府翔青高校)が合っている。国体でも一緒に頂点を目指したい」。これまで二人三脚で演技を突き詰めた恩師と、国体では高飛び込みと飛び板飛び込みの2種目で二冠を狙う。

 

チーム大分の一員としての思いは強い

 

(柚野真也)

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