国スポ アーチェリー少年女子 3連覇ならずも次につながる準優勝 【大分県】
2024/10/08
- 国スポ
石井の狙い通り、相手はプレッシャーからか、打ち損じて同点となる。流れは一気に大分に傾いたが、シュートオフでは1番手の石井が「テンパった。いい流れをつくれなかった」と悔やむ。後続も挽回できず、手にかかった優勝がスルリと抜け落ちた。石井は「3連覇のプレッシャーより、自分たちが勝ちたい思いの方が強かった。ずっと調子は良くなかったが、この大会に照準を合わせたつもりだった・・・」と悔し涙で言葉が続かなかった。
国スポ初出場の小野は、日本代表U―18の石井、沢田に気後れすることなく、存分に力を発揮した。先輩2人と比べ得点の波はあったが、決勝では満点の10を記録するなど今後の伸びしろを感じさせた。「初めての大舞台で楽しかったけど、優勝できなかった悔しさはある」と大きな経験と自信をつかんだ大会となった。
3連覇は逃したが、「来年の国スポは絶対に優勝する」と誓った3人。復権に向け、個々の力を磨く1年が始まる。
チームワークを高め決勝に臨んだ少年女子
(柚野真也)