国スポ ライフル射撃少年女子 小原喜花(由布高2年)が2種目入賞 【大分県】
2024/10/04
- 国スポ
初めての国スポは予選を難なく突破したが、8人が勝ち上がるファイナルラウンドは別物だった。独特の雰囲気があり、「緊張はしていないつもりだったが銃が揺れた」と小原。何度も銃を構え直し、仕切り直す。60発競技のファイナルでは、制限時間内に撃てず失格になった。「引き金を引けない弱さが出た。やらかした」と頭を抱えたが、焦らずに「自分の間」になるまで撃たない度胸は大物の証し。小原には「自分には伸びしろしかない」と言い切れる気持ちの強さもある。
国スポ1カ月前に銃を購入した。これまでの借り物とは違い、愛着も増した。「今回は(銃と)友達になれなかったが、信頼関係を築きたい」と相棒と再起を図る。「ファイナルで勝てる選手になる」という新たな目標を掲げ、これまで以上に練習へのモチベーションが高まりそうだ。
「ファイナルで勝てる選手になる」と誓った
(柚野真也)