テニス男子団体戦3位 大分舞鶴 勝ち上がることで力をつけ頂点に近づく

2019/04/03
  • 春の全国大会

 “粘りのテニス”で食らいつく。劣勢になっても諦めない。九州高校新人大会では2回戦から決勝まで3−2の接戦で九州No.1の称号を手にした。楽な試合は一つもなかったが、勝ち切る勝負強さが備わった。全国選抜でも目の前の試合に集中し、勝つことだけを目指した。「チームで戦う意識が強い。団体戦はその思いが強いチームが勝つ」と大園監督。ダブルス1番手の稲田と其田怜(3年)、シングルス1番手の野田成佑(3年)がポイントゲッターとなったが、他のメンバーも「自分がエースという気持ちで勝負にこだわった。それがチームの雰囲気を良くし、勢いになった」(稲田)。

 

 決して前評判は高くなかったが、九州大会同様に勝ち上がることで力をつけ、全国トップの背中を捉えた。大園監督は「年々、日本一の思いは強くなっている。全国総体が楽しみだ」と確かな手応えを感じている。夏の大一番に向けて、今後は関東遠征などで力のある大学生との強化試合を組み、個々のレベルアップを図る。日本一への挑戦が始まる。

 

全国高校総体で日本一を目指す

 

(柚野真也)

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