剣道男子 明豊 攻撃的な剣道で目指すは日本一
2019/03/17
- 春の全国大会
全国選抜に向けて強化する3つのテーマ
・日本一になる決意
・明豊の剣道に徹する
・副将、大将で勝ちきる
県内では向かうところ敵なしの明豊高校剣道部。創部1年目から部の礎を築いてきた3年生が引退し、新たに始動したチームは「昨年よりも一人一人の個性が際立っている」と間津俊亮コーチは語る。
大将を務める主将の堤光誠(2年)は、身体能力が高く、竹刀のさばきも体の展開もスピード感にあふれている。次々に技を仕掛ける攻撃的な剣道が持ち味だ。副将の板井俊将(2年)は一発を繰り出せる可能性を秘め、2月の九州選抜大会では個人戦で2位に輝いた。中堅の加藤禎久(2年)はポテンシャルの高さがチーム一を誇り、次鋒の山下智也(2年)は小柄ながらポイントゲッターだ。この4人を軸に、メンバー全員が野心に燃えているという。
岩本貴光総監督の下、練習が行われる別府大学の武道場には「全国制覇」の文字が掲げられている。2月に地元・別府で開催された九州選抜大会は、優勝を目標に挑んだが前年度と同じく3位に終わった。しかしその悔しさは、勝つことへの執念をさらに高めたようだ。
全国選抜(26~28日、愛知県)に向け、チーム全員が日本一という共通目標に向かっている。先鋒から3人が試合をつなぎ、副将、大将で勝ちきる「つなぐ力」と、相手を翻弄する攻撃的な「明豊の剣道」で、この春の大舞台に挑む。
県内では敵なし、次は全国制覇を目指す