全国高校選抜大会 剣道女子 明豊 日本一になり勝利への渇望は増すばかり 【大分県】
2024/05/01
- 春の全国大会
絶対的なエースの東は、団体戦では大将を務め、代表戦となれば岩本監督が迷うことなく指名する選手だ。その下に日本一を経験した中元緑映、大前瑶華、山本ひより、矢野望佳ら2年生が続く序列となるが、新1年生に実力のある選手が加わったことで部内選考は激しさを増した。岩本監督は「強い選手を5人並べても勝てないのが団体戦の難しさであり、面白いところ。東が頭一つ抜けた存在なのは確か。1年生を含めてもう一度、勝てるチームをつくりたい」と団体戦のメンバーは白紙の状態から選ぶ。
全国高校総体の県予選となる県高校総体では大本命であるが故に、他校からのマークは一層厳しくなる。大将の東に頼ることなく、先鋒から副将までの4人でポイントを重ねたい。試合巧者の大前は「相手に研究されるので厳しい試合になるとは思うが、一本を取る」と強い思いを口にした。2度目の日本一に向けて、チーム内の雰囲気は良好だ。
全国高校選抜大会の団体女子で優勝した明豊
(柚野真也)