全国剣道選抜県予選特集 女子(2) 個人力を磨き続けた佐伯鶴城が頂点を目指す 【大分県】

2024/01/18
  • 春の全国大会

 選手の思いも同様で、「県王者になって全国大会に出場する」が合言葉になっている。キャプテンの伊東ひかり(2年)は「昨年の全国選抜も県代表2位で出場した。結果は明豊より上だったが、納得できていない。チームのまとまりは大事だが、個々の力を伸ばさない限り明豊には勝てない。強いチームとは、個人の力が強いチーム」と個々の技量向上に力を注いできた。

 

 今大会、補欠を含むメンバー7人の実力は伯仲しているが、絶対的なエースがいないのも事実。ポイントゲッターに名乗りを上げる山田青空(同)は「決定的な一本を狙いたい。数ではなく、少ない技の中でコレという技を極めてきた」と仕上がりが良い。県高校新人大会の個人戦で入賞した下郡陽菜乃(同)は「強気で攻めて目の前の相手を倒すことに集中したい」と意気込む。出場メンバーも順番も試合前に決めるという泉監督。「メンバーを固定するつもりはない。それぞれの調子を見極め、持ち味を出せる選手を送り出したい」と勝負に徹するつもりだ。

 

県王者になって全国出場を目指す

 

 

(柚野真也)

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