全国高校バスケットボール選手権大会・女子 中津北 全国での勝利がすべて

2018/12/08
  • 冬の全国大会

全国大会に向けて3つのテーマ

 

・コンディションを整える

・基本の徹底

・ベスト8への断固たる決意

 

 本気でベスト8を狙う―。これまで幾度も全国高校総体、全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)に出場した強豪校だが、全国での実績はない。大津留礎監督は「全国で戦えるチームにならなければいけない。昨年まで、そのステップを踏んでくれた。これまで積み上げた経験を結果につなげる時期に来た」と強い決意を口にした。選手も同じ思いだ。今夏の全国高校総体出場を逃し、キャプテンの城戸美咲(3年)は「全国大会への思いが強くなったが、それ以上に大分県だけでなく、全国でも勝ちたい思いが強くなった」と話す。

 

 全国大会常連校とは高さ、スピード、パワーで劣るが、「ないものねだりをしていても仕方がない」(大津留監督)と勝てる要素を追求した。全員でリバウンドに飛び込む。守備ではウィークサイドを抜かれない、カバーポイントを意識する。当たり前のことを徹底できる力は中津北の伝統でもある。そして、外角からのシュート決定率を上げ、“伝家の宝刀”2-2-1のオールコートゾーンプレスを軸に、試合の流れを変える守備を鍛え直した。

 

 ウインターカップ初戦の相手は兵庫県代表の尼崎。大津留監督は「一筋縄でいかない関西のチーム。激しいバスケをするし、サイズはウチより小さいチームなんて全国にはいない」と話したが、「短期集中戦。スモールラインナップでかき乱す」と真っ向勝負で挑む。コート外では、試合前までの食事から睡眠、生活態度まで細心の注意を払い、万全の状態でコートに選手を立たせるためにち密な計画を練り上げている。

 これまで積み上げてきた成果が、全国でどれだけ通用するのか。監督と選手の本気度が試される大会となる。

 

 

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