全国高校剣道選抜県予選特集 女子(2)柳ケ浦 密度の濃い練習で積極的なスタイルへと進化 【大分県】
2025/01/11
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剣道の全国高校選抜大会県予選が26日に開催される。昨夏の全国高校総体で男子の明豊が準優勝、女子の明豊が3位となったことで、出場枠は男女ともに2枠に増える。全国切符獲得を目指す男女それぞれの有力チーム、注目選手を紹介する。
昨年11月に開催された県高校新人大会で、女子団体が準優勝、個人戦では鹿毛心鈴(1年)が5位タイという好成績を収め、2月の九州高校選抜大会への出場権を獲得した。高倉寛矢監督は「調子が良いわけではなかったが、気持ちで乗り切った。試合内容にはまだ改善の余地がある」と冷静に振り返る。この結果は、チームにとっては励みであると同時に、さらなる課題を突きつけられるものでもあった。
新チームは勢いに満ちている。昨夏の全国高校総体に出場したエース鹿毛を中心に、実力派の1年生が加わり、活気があふれている。すでにエースの風格を漂わせる鹿毛は「新人大会で負けた悔しさが倍増し、もっと厳しい稽古を積みたいと思った」と語り、その闘志に火がついた。速い展開に持ち込む得意の形をさらに磨くため、足さばきを重点的に鍛えた。「勝つための準備を徹底する」という信念で、鹿毛は自分を限界まで追い込んでいる。
オンとオフのメリハリを重視して稽古に励む