敗者の涙 バスケットボール女子 託されたバトン、悔しさを糧に進む明豊のこれから 【大分県】
2024/12/26
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1年時からチームの流れを変える役割を担ってきた中島綾香(2年)は、今大会でその存在感をさらに強めた。体調不良の中でも杉山監督の信頼を得て多くのプレータイムを与えられた。中島は地味ながらも重要な仕事をこなす「仕事人」だ。ルーズボールやリバウンドでチームに貢献し、その一つ一つのプレーが得点へとつながっていく。「3年生の最後の大会で納得のいく形で送り出せなかった」と涙ながらに試合後に自分を責めたが、その姿は来季への大きな期待を抱かせるものだった。
中島は試合後に決意を新たにした。「新チームの中心として自分が引っ張らなければならない。3年生から学んだことを形にして、結果に結びつけたい」と力強く語る。そして、最後に感謝の言葉を絞り出した。「3年生には心から感謝している。カッコイイ姿をたくさん見せてもらった。ありがとうございました」
涙と悔しさの中に芽生えた新たな決意。明豊は新チームとなり、さらなる高みを目指して進んでいく。
新チームのエースとして期待がかかる中島綾香
(柚野真也)