冬の高校スポーツ全国大会 駅伝女子 成長の軌跡を都大路で示す大分東明 【大分県】

2024/12/15
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 選手たちはこの教えを胸に刻み、ウオーミングアップやジョギング、ペース走など、日々の練習に真剣に取り組んでいる。練習の意味を一つ一つ問い直し、「何のための練習か」を考えることで、ただ指示を受けて動くだけの選手から、自己を見つめ直し成長を遂げる選手へと変わりつつある。その成果を象徴するのが、1年生の柴田歌音だ。入学当初はけがに苦しんだが、原因を深く考え、生活リズムを正すことで成績を伸ばしてきた。「なぜけがをしたのかを考え直し、自分を見つめ直した」(柴田)。県予選ではメンバー入りを果たせなかったものの、「ずっと憧れていた場所。走ってみたい」という都大路への強い思いを抱きながら日々成長している。

 

 2週間前には、都大路のコースをチーム全員で試走し、コースの特徴を肌で感じ取った。昨年は1区でトップとなる選手がいたが、今年は目立ったエースこそいないものの、チーム全体の総合力は確実に向上している。選手たちの表情には昨年の17位という結果を超えたいという強い意志が浮かぶ。「昨年を上回る成績を」と選手たちの心は一つだ。

 

昨年の17位超えを目指す

 

 

(柚野真也)

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