冬の主役たち 弓道女子 悔しさ糧に全国選抜の出場を決めた佐藤生望(大分舞鶴2年) 【大分県】

2024/11/30
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 高校入学を機に弓道を始めた佐藤だが、中学時代に大分県のジュニアアスリート発掘事業でアーチェリーを2年間ほど習っていた。集中力の高め方、体幹の使い方は通じるものがあったようだが、最初から的中できるほど甘くはなかった。ただ、持ち前の負けん気の強さが発動し、1年生の冬から「真っすぐ矢を放つ」ことに注視し、下半身の安定、肩の使い方から押し手、離れまでの一連の流れを個別に切り取り、スムーズに動けるように練習を重ねた。

 

 自分の射を確立した今、次のステップは、同じように何度も弓を引けるように再現性を高めることだ。佐藤は「迷いなく引けるようになりたい。そのためには数を射つしかない」と質の高い練習を心がける。全国選抜の目標をあえて口にしなかったが、「あくまでも通過点。来年のインターハイ(全国高校総体)に団体と個人で出場できるような経験をしたい」と語った。

 

 「全国高校選抜大会ではベストを尽くす」と語った

 

 

(柚野真也)

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