全国高校サッカー選手権大会県予選 積み上げたスタイルを発揮した大分鶴崎が14年ぶりの優勝 【大分県】
2024/11/19
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後半に入ると、ボールの流れはさらに良くなり、前半1本だけだったシュートは8本に増えた。そのうちの1つのPKが決まっていれば、もっと楽な展開になっていたのだろうが、準決勝までの5試合で無失点の組織的な守備で得点を与えなかった。攻守でバランスを保った志賀杏陸(3年)は、「流れが良くても悪くても、失点しないことを考えた。相手の攻撃を跳ね返し、セカンドボールを拾い、パスをつなぐ。自分たちのスタイルを最後まで出せた」と相好を崩した。
終了のホイッスルとともに歓喜の叫びを上げた大分鶴崎。首藤監督は勝因について「守備は決して強くないが、最後まで連動して相手をフリーにさせなかった。全員の守備意識が高かった」と語る。攻守に渡り積み上げたスタイルを見せ、全国では初戦突破を目指す。志賀は「このメンバーで少しでも長くサッカーをしたい」とチームの思いを代弁した。
全国ではまずは初戦突破を狙う
(柚野真也)