春の高校バレー県予選 大分西 マネージャーから選手に転向 挑戦は続く 【大分県】
2024/11/03
- 冬の全国大会
その思いは日に日に強くなり、季節が変わる頃には選手に転向し、仲間とボールを追うようになった。168cmの長身は現チームでは最も高く、今年6月の県高校総体が終わり、新チームになった頃には先発メンバーに入るようになった。安部由希監督は「感情が表に出るタイプではないが闘志はある。教えたことを実行できる素直さがある」と評価する。選手となって1年が過ぎ、9月の県高校フレッシュ優勝大会で公式戦デビューした。
春の高校バレー県予選でもコートに立った牧野は「緊張したが楽しむことができた」と得意のブロックで存在感を発揮した。残念ながら準々決勝で大分東明に敗れたが、課題と収穫を手にした。安部監督は「重心の移動やジャンプ、ブロックの手を出すタイミングなど足りない部分は分かったと思う。積極的にチャレンジしているし、今後は、判断する力を突き詰め相手の攻撃を仕留めるブロック決定率を上げてほしい。あの高さは武器になる」。1月の県高校新人大会に向けて再出発を図るチームの中心選手となることが目標だ。
「チームを引っ張れる選手になりたい」と語った牧野華菜
(柚野真也)