春の高校バレー県予選 楊志館 高校生審判の先駆者となった氏川あおい(3年) 【大分県】
2024/11/01
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選手ではチームキャプテンとして、先陣を切って戦う姿勢を示し、勝利に貢献した。初戦の津久見・佐伯豊南の合同チームにストレート勝ち。2回戦では臼杵に敗れたが、「力を出し切った。いろいろ大変なこともあったけど10人全員で最後まで諦めず、元気よくバレーができた」と歩んできた日々に思いをはせた。
昨年8月にC級審判員を取得し、バレーボールの知見を広げた。審判をすることで「ポジショニングや、相手の選手が何を考えてプレーしているのか理解できるようになった」という。その年の10月に新チームが始動した際はキャプテンになった。部員6人、試合にギリギリ出場できる人数で、練習は限られたメニューしかできずに苦労した。高校から競技を始めた選手には氏川自ら指導することもあった。山口新太郎監督は「責任感が強く、面倒見がいい姉御肌。誰よりも声を出し、言動でチームを引っ張った」とねぎらった。
氏川に憧れ、C級審判員を目指す部員は多く、他校でも審判希望者は増えているという。高校生審判の先駆者となった氏川は「今後も社会人クラブでプレーしながら、審判としてバレーに関わりたい」と目標を語った。
今後も選手、審判として活躍する
(柚野真也)