春の高校バレー県予選特集 男子(1)大分工業 大きく成長した姿で恩返しの大会に 【大分県】

2024/10/18
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  • 冬の全国大会

 チームの調子は上向きだ。全国高校総体直前までけがで離脱していた後藤誠心(3年)がセッターに復帰。リハビリ期間を経てゲーム感を取り戻し、攻撃のバリエーションは広がった。得点源としてチームを支えてきた藤野功季(同)や和間志苑(2年)に加え、成長著しいミドルブロッカーの梶原寅之介(3年)、城井陽多(同)など攻撃陣の層も厚い。粘り、つなぎ、地道に点を積み重ねていくプレースタイルは変わらないが、そこに攻撃力がプラスされ、チームはさらに進化しつつある。

 

 江崎監督は選手たちの人となりにも大きな信頼を置いている。「全員、真面目で一生懸命。学校生活や私生活に口を出すことはほとんどない。バレーの指導に集中することができる。特に3年生は精神的に大きく成長した。自分を変えてくれたバレーに、最後に恩返ししてほしい。どんな試合を見せてくれるかワクワクしている」。恩返しとは勝ち負けではなく、これまでの成果を出し切ること。キャプテンの遠島飛童(同)が「去年は悔しい思いをした。今年は全員で笑って試合を終え、全国の舞台に立ちたい」と話すように、これまでやってきたことを信じ、チーム一丸となって頂点を目指す。

 

県総体に続く優勝を目指す

 

 

(甲斐理恵)

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