春の高校バレー県予選特集 女子(1)東九州龍谷 日本一に向けてステップアップ 【大分県】
2024/10/05
- 冬の全国大会
トスを上げることで攻撃陣を動かすセッターの吉村はぐみ(1年)は、中学時代から国際大会を経験する実力者。東龍の代名詞である高速コンビバレーにすぐに適応し、入学直後から正セッターとしてトスを散らす。ただ、ここにきてピンチサーバーとして出場していた山浦槙(3年)が調子を上げている。全国高校総体でメンバー外となった悔しさを力に、吉村のけがで急きょセッターとして出場機会が巡ってきた国スポ九州ブロックでは代役以上の働きをした。相原昇監督は「ブロックのできる吉村とレシーブのうまい山浦、2人の特徴の異なるセッターがいることで戦術の幅が広がる」と期待する。
佐賀国スポでは、勢いそのままに全国高校総体以上の成績を目指す。春の高校バレー県予選を突破し、日本一への青写真を描く。忠願寺風来は「国スポも県予選も同じ。自分たちのバレーをして、目の前の試合に勝つことだけを考える。結果はその後についてくる」と一戦必勝を掲げる。
セッターの吉村はぐみ
(柚野真也)