全国高校バスケットボール選手権大会 男子 リズムに乗れずに不完全燃焼で敗退した別府溝部学園 【大分県】

2023/12/27
  • 冬の全国大会

 6点リードで迎えた4Qは、相手のゾーンに手を焼いた。「インサイドで勝負できず、アウトサイドばかりの攻撃になってしまった」と原田。さらにフリースローがことごとく外れ、リズムをつくれなかった。相手のフリースロー成功率75%に対し、別府溝部学園は33.3%と低迷した。それでも逃げ切ろうと試みたが、攻守の狙いがかみ合わず、残り2分で逆転を許すとスコアをひっくり返す力は残っていなかった。

 

 1年生の頃からウインターカップに出場する大庭は、「最後の最後に情けない試合をしてしまった。気持ちが空回りした。不完全燃焼で終わった。こんな思いは後輩にしてほしくないし、来年こそベスト8に入って溝部の歴史をつくってほしい」と思いを託した。シックスマンとして出場した津崎浬(2年)は、「3年生をメインコートに立たせることができなかった。この悔しさは来年必ず返したい。そのためには毎日の練習から真剣に取り組む必要がある」とリベンジを誓った。

 

力を出しきれずに試合を終えた

 

 

(柚野真也)

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