冬の全国大会特集(10) サッカー男子 柳ケ浦 堅守をベースにベスト16を狙う 【大分県】

2023/12/17
  • 冬の全国大会

 豊富な運動量と堅守をベースに、攻撃では橋本が、中盤の底で長短のパスを駆使して周囲を走らせる。これまで積み重ねた戦い方に変わりはない。最前線でボールを収める曽根虎大郎(3年)は「前線でボールをキープして、2、3列目が攻め上がる時間をつくりたい。サイドでボールを受けたらドリブルで仕掛けたい」と、それぞれが役割を整理し、理解できている。全国選手権では守備の時間が長くなることが予想されるが、「粘り強く全員で守り、少ないチャンスをものにしたい」(曽根)。

 

 有門監督は「これまで支えてくれた多くの方々に祝福され、恩返しできたことがうれしい。全国では一戦必勝で目の前の相手にぶつかるだけ」と話し、橋本は「どれだけ自分たちの力が通用するか楽しみ。ベスト16が目標。柳ケ浦の名前を全国に知らしめたい」と意気込みを語った。

 大会は28日に国立競技場で開幕戦が行われ、柳ケ浦は29日に浦和駒場スタジアムで帝京大可児(岐阜)と1回戦を戦う。

 

18年ぶりの全国選手権出場を喜ぶ選手たち

 

 

(柚野真也)

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