春高バレー県代表決定戦 男女決勝レポート

2017/11/03
  • 冬の全国大会

 今夏の全国高校総体に出場した男子の別府鶴見丘高校、女子の東九州龍谷高校(東龍)の強さは盤石だった。両校ともに快勝で全日本バレーボール高等学校選手権(春高バレー)の出場を決めた。

 

貫禄の勝利で東龍が18連覇を達成

 

東九州龍谷3−0大分商業

    (25—17)

    (25—17)

    (25—8)

 

 全国高校総体を制し、愛媛国体準優勝の東九州龍谷高校。その強さは今大会でも揺ぎなかった。危なげない戦いぶりで迎えた決勝では、大分商業高校に3−0で完勝し、18年連続の優勝を達成した。

 第1、2セットは、「サーブで崩し、粘り強くレシーブを拾う自分たちのバレーができた」と大分商業のキャプテン黒佐早姫(3年)が語ったように、東龍は相手の粘り強い守備に手を焼いていた。それでも、相原昇監督が「追いつかれてもリードを許すことはなかった」と振り返るように、終始ペースを握った。2人を一度に入れ替える「二枚替え」など巧みに選手を交代させ、高さとスピードを生かした攻撃で点差を広げた。相手に20点以上を与えることもなかった。

 

 個々の能力だけではなく、勝負どころでの決定力や状況に応じた修正力など、さまざまな面で相手を上回った。西村弥菜美(3年)が「優勝できたのは良かったが、これはひとつの通過点。春高バレーでは『最高で金、最低でも金』を狙いたい」と話せば、中川美柚(3年)も「もっとライト攻撃を伸ばし、ブロックを強化して最後の大会に挑みたい。目標はもちろん優勝」と全国2冠に向けて意気込みを語った。

 

 

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