全国大会冬の陣(4) サッカー女子 穴がなくバランスの良い柳ケ浦、大番狂わせを狙う 【大分県】
2022/12/11
- 冬の全国大会
3年連続7回目の出場となる全日本選手権では松木が復帰し、ベストメンバーで臨む。これまでチーム事情でセンターバックに松木を据えていたが、本来のポジションであるセンターフォワードでの起用ができるようになり、前線でボールが収まるようになった。また、松木にマークが集中することでサイドの松岡優空(2年)が自由にスペースを使えるようになり、得点源としての期待が高まる。ベンチメンバーを含め、選手層が厚く、誰が出ても同じ戦力で戦えるのも大きな強み。
全日本選手権までの残り3週間で、林監督は「いい守備から、いい攻撃につなげたい」と守備を整理し、ボールを奪う回数と攻撃の回数を増やす考えだ。初戦の相手は常葉大学付属橘、そして勝てば藤枝順心と、レベルの高い静岡県勢との連戦となりそうだ。林監督は「チームスタイルのかみ合わせは悪くない。誰もが柳ケ浦の勝利を予想していないだろうが、チャンスはある」と手応えを感じている。ワールドカップで日本代表が躍進したように、大番狂わせを狙っている。
松木葵が復帰し、チームは万全の状態で大会を迎える
(柚野真也)