全国大会冬の陣(3) バスケットボール女子 磨き上げたパススタイルで高さに対抗、まずは初戦突破を目指す大分 【大分県】
2022/12/09
- 冬の全国大会
大分の強みは、梶西を起点とした細かいパスワークだ。中高一貫校の利を生かし、長い間一緒にプレーしている。楠本監督が「阿吽(あうん)の呼吸がある。いいシュートポイントへパスを出せるので、打つチャンスはある。それをどれだけの確率でシュートを成功させるかがポイント」と話すようにシュート成功率が勝負のカギを握りそうだ。ウインターカップ県予選後はシュート練習に多くの時間を増やし、どのポジションの選手も3点シュートを狙えるようになった。
昨年のウインターカップは初出場ながら1回戦を突破した。今年の目標は「前回超え」となる。23日初戦の相手は倉敷翠松(岡山県)。皇后杯全日本選手権大会で大学生、社会人チームに勝利して勢いに乗っている。「いい経験をしている厄介な相手だが、やれることはある」(楠本監督)。週末は、留学生がいる県外の高校と練習試合を組み、高さ対策を練る。梶西は「やることがハッキリしている」と手応えを口にし、「6年間」の集大成として「負けたら終わり。少しでも長く、みんなでバスケをしたい」とチームの思いを代弁した。
3年生を中心にチームはまとまっている
(柚野真也)