全国高校ラグビー大会 大分舞鶴が尻上がりに調子を上げ2回戦進出

2021/12/28
  • 冬の全国大会

 小刻みなパスワークでボールを動かし、テンポを上げると硬さが取れ、精彩な動きが戻った。後半12分に二つ目のトライ。その4分後にラインアウトからモールで押し込む「自分たちの形」でトライを奪うと、フォワードで押し込み、バックスに展開する本来のスタイルが戻る。花園出場58回目、伝統の黒いジャージが躍動した。「ようやく普段通りのプレーができた。今日の反省点を選手は分かっているし、自分たちで既に解決できている」。試合後の杉本監督はいつもの「静の監督」に戻っていた。

 

 苦労しながらも相手に付け入る隙を与えず、3年ぶりの花園で勝利。先制トライの左村は「県予選まではフォワードに頼っていたが、花園ではバックスがいいプレーをしてチームを引っ張ろうと話していた。反省点はあるが、新しい舞鶴の形を見せることができた」と胸を張った。次はシード校の石見智翠館(島根)と対戦する。島は「次は最初から自分たちのラグビーをしたい。いい準備をして試合に備えたい」と話した。

 

ラインアウトから3点目とトライを決めた

 

 

(柚野真也)

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