全国大会冬の陣⑨ 弓道女子 津久見 全国選抜初出場、感謝の気持ちを射に込める

2020/12/18
  • 冬の全国大会

予選突破の3カ条

 

・明るい雰囲気を作る

・技術は部活で、メンタルは部活外で鍛える

・感謝を射で表す

 

 11月の全国高校選抜弓道大会県予選を兼ねた第33回県選手権で女子は津久見が優勝し、初の全国選抜出場を決めた。

 例年であれば3年生が引退し、新チームになると部員が減り、団体戦を組むこともままならなかった部の躍進を支えたのは7人の2年生だった。入部当初、弓道場に並ぶ男子の賞状やトロフィーを目にし、「私たちが卒業するまでに女子も結果を出し、先輩たちに見せよう」と決意。持ち前の明るさとチームワークを武器に、コロナ禍という逆境をはねのけ、見事に夢を叶えた。

 

 時枝徹治監督は「実力的にはまだまだだが、ゾーン(自分の世界)に入るのがうまい選手が多い」と評す。それは、周りに左右されず、追い詰められた場面でも実力を発揮できるということ。県予選でもほとんどの試合を1本差で勝ち切る勝負強さを見せた。特に個人戦でも2位に入賞した「落ち」の中野陽菜(2年)は、緊迫した場面で何度も“勝負を決める1本”を的中させ、勝利の立役者になった。

 

練習から集中力を高めて弓を射る

 

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