春の高校バレー男子県予選特集② プライドと自信を持ち、頂点目指す鶴崎工業

2020/10/27
  • 冬の全国大会

 全日本バレーボール高校選手権大会(春の高校バレー)の男子県予選は、先行して行われた女子に続き31日から始まる。特集の第2回は、2月の県高校新人大会で準優勝した鶴崎工業。3年生は2人と少ないが、「雑草魂」で番狂わせを狙う。

 

 県新人大会で自信をつけ、4月に1年生を迎え、選手層に厚みを増すはずだったが、新型コロナウイルスの影響で強化スケジュールに見直しを強いられた。夏休みの間は基礎練習を徹底し、特にパスは念入りに練習した。小関郁子監督は「ウチには大砲がいないし、身長も高くないので、拾ってつなぐチームをつくるしかない」と目指すチームの方向性を示し、段階を踏んで今大会に照準を合わせた。

 

 7月の県高校総体を終え、3年生は佐藤悠斗浜田荘真の2人だけとなったが「1、2年生にとってはチャンスとなった。ライバル意識を持ちながらいい雰囲気で練習ができている」(小関監督)。3年生の2人がチームの軸であるが、エースの工藤悠人(2年)は体を鍛えてバランスが整い、大崩れすることはない。正センターの座を複数人が争うことで異なるタイプの司令塔も出てきた。また、新戦力の1年生をリベロで起用する計算もできるようになり、戦力は整い始めた。

 

夏に鍛え上げ、戦力は整い始めた

 

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