春の高校バレー女子県予選特集④ 明確なイメージと高い身体能力を同期した国東

2020/10/23
  • 冬の全国大会

 春の高校バレー県予選の組み合わせが決まってからは、準決勝で対戦するであろう東龍に向けて対策が練り上げられている。これまでの試合映像を見て、フォーメーションや相手の特徴を洗い出して、相手の良さを消し、自分たちの強みを出すすべを得た。佐藤監督は「細かな分析により明確なイメージと考え方のベースは出来た」と話し、試合までの1カ月は体に染み込ませる作業を繰り返した。小野瑞貴(3年)は「高校3年間で一番になるためにここに来た。今回が最後のチャンス。自分たちは成長した。負ける気はしない」とチームの思いを代弁した。

 

 課題は試合の入り方。昨年の大会も県高校総体も東龍と対戦し、第1セットの序盤でリードされ、流れを戻せぬまま敗戦した。「実力のあるチームに序盤にリードされると苦しい。まずは出足。そこをクリアすればフルセットを戦える体力もメンタルもある」(佐藤監督)。大会までの残りの期間で戦術をベースに底上げを図った。塩月は「チームの雰囲気はいい。全員が柱になるという意識を大事にしたい」と強調した。決戦は明日から始まる。

 

東龍戦に向けて徹底的に対策を練った

 

 

(柚野真也)

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