ウインターカップ県予選特集 バスケ女子② 中津北の復活劇が華やかに幕を開ける

2020/10/03
  • 冬の全国大会

 全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)の出場を懸けて、今月24日から県2次予選が始まる。1次予選から勝ち上がった4校がシード4校に挑み、その勝者が準々決勝から出場するスーパーシード4校と激突する。トーナメントが最終幕を迎える頃には、どんなドラマが待っているのか。まずは女子のスーパーシード4校とダークホースとなりそうな1校を取り上げたい。第2回は5年連続13回目の出場を目指す中津北。

 

 中津北が1年間のスケジュールで最も重点を置く大会がウインターカップだ。7月の県高校総体は全国につながらない独自大会だったこと。そして、新型コロナウイルスの影響で練習できず準備不足もあり、大会に参加すること自体に前のめりではなかった。しかし、今大会は違う。「ウインターカップだけは落とせない、絶対に獲る」とチーム全体から強い覚悟を感じる。

 

 多少の浮き沈みはあるが、1年間の総決算に向けて仕上がりは順調だ。中津北の代名詞である強度の高い守備力は健在。ひと夏を越えて走り込み、粘着力は増した。キャプテンの木下菜月(3年)は、「私たちはディフェンスのチーム。ディフェンスからいい流れを作りたい」と自分たちの武器を理解し、その生かし方も心得ている。県高校総体決勝戦で敗れた理由として、大津留礎監督は「ディフェンスは機能したがシュートが入らず波に乗れなかった。敗戦は必然だった」と語る。

 

大会に向けて仕上がりが順調な中津北

 

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