ウインターカップ県予選特集 バスケ女子① 二兎追う大分、憧れの舞台と夢の国へ

2020/10/01
  • 冬の全国大会

 高校バスケットボールで最も注目される全国高校選手権大会(ウインターカップ)の出場を懸けて、今月24日から県2次予選が始まる。1次予選から勝ち上がった4校がシード4校に挑み、その勝者が準々決勝から出場するスーパーシード4校と激突する。トーナメントが最終幕を迎える頃には、どんなドラマが待っているのか。まずは女子のスーパーシード4校とダークホースとなりそうな1校を取り上げたい。第1回は7月の県高校総体で優勝した大分高校を紹介する。

 

 中高一貫校の大分は5年前に中等部で女子バスケットボール部を創部し、その3年後に高等部も創部した。現在の高校3年生が一期生であり、彼女たちの歩みが部の歴史となっている。今夏の県高校総体では悲願の優勝を成し遂げ、あれから2カ月余り。最終目標となるウインターカップ出場に向けて、充実した日々を過ごす。

 

 現在、部員は3年生が8人、1、2年生が各7人、ようやく3学年がそろい戦力が整いつつある。井場田卓監督は「1、2年生の力は大きい。3年生を休ませるだけでなく、チームの勝利に貢献できる力がついてきた」と話す。夏の間はバスケットボールの基本となる1対1を徹底的に鍛えた。「確実に正確に、ミスなく精度を高めた」(井場田監督)。元々、技術の高い選手が多いが、個々の能力をもう一段階伸ばすことで、チームとしてもレベルが格段に上がった。どのポジションからも得点でき、守備においても強度が増し、最後まで走り抜くスタミナもある。

 

1対1を鍛え、チーム力も向上した

 

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