3年生、冬物語 vol.5 ラグビー 輝かしい歴史を刻み、東明魂を胸に旅立つ 若松納央

2020/01/25
  • 冬の全国大会

 「見る人も楽しいと思えるラグビーをしたい」。昨秋のラグビーワールドカップで華麗な攻撃を見せたフランス代表やフィジー代表のごとく、空いたスペースに次々と入り込み、タックルを受けても次から次に選手が現れてボールを動かす。巧みなステップで相手の防御網を突破し、タックルを受けながらパスをつなげるオフロードパスは、大分東明ラグビーの代名詞となった。スクラムハーフとしてテンポよくパスを散らす若松は、チームに欠かせない役割を担い、プレーでもチームを引っ張った。

 

 昨年2月の県高校新人大会で大分舞鶴の連覇を27回で止めたが、6月の県高校総体では大分舞鶴に敗戦。最終決戦となる全国高校ラグビー大会県予選へ不安がよぎったが、何度も「自分たちは強い」と気持ちを奮い立たせた。若松にとって花園への最後の挑戦は、自らの先制トライでチームを勢い付け、大分舞鶴に勝利した。かつては大分舞鶴を倒すことに全てを捧げたが、ようやく呪縛から解き放たれた。「舞鶴はライバルであることに違いないが、これからは全国で勝つことを目標にしてほしい。後輩には花園に出場したことに満足せず、ベスト8をクリアしてほしい」と新たな歴史を刻むことを願う。

 

 「あっという間の3年間だった。キャプテンになってからは辛いこともあったけど、みんなが自分についてきてくれた。感謝しかない。自分のラグビーの根っこはここにある。大分東明で培った経験を今後の競技人生に生かしたい」と誇りを胸に、次のステージに旅立つ。

大学でもラグビーを続ける若松納央

 

 

(柚野真也)

 

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