3年生、冬物語 vol.5 ラグビー 輝かしい歴史を刻み、東明魂を胸に旅立つ 若松納央

2020/01/25
  • 冬の全国大会

 大分東明高校ラグビー部に輝かしい歴史の1ページを加えた。高校ラグビーの聖地である花園ラグビー場で行われる全国高校ラグビー大会に初出場し、初勝利を挙げた。あれから1カ月近くが過ぎ、3年生は引退し新チームとして始動。大学に進学し、ラグビーを続ける若松納央(3年)は、トレーニングを続けながら、後輩を指導している。

 

 「高校3年間の目標としていた花園に行けたことは素直にうれしいが、狙っていたベスト8には届かなかった。その悔しさは少しある。僕自身は大分東明出身者として次のステージで活躍したい」。若松のラグビー熱は燃え尽きるどころか、熱くなる。

 

 若松は打倒・大分舞鶴を志し、大分東明に入学してからチームが勝つために何ができるかを考え続けた。「自分たちは強い」と信じ、ひたすら練習に打ち込んだ。キャプテンになってからは、さらにストイックにラグビーを突き詰め、自分に厳しく、チームメートにも厳しさを求めた。ただ、どこかでふに落ちないこともあった。「やらされているのでは面白くない。自分からラグビーをやりたいと思える環境をつくるのが自分の仕事。それが大分東明のモットーでもあるエンジョイ・ラグビーにつながる」という考えに至った。

 

チームの中軸となりプレーでも引っ張った

 

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ