春の高校バレー 女子・東龍 チーム力は急上昇、狙うは日本一のみ

2020/01/04
  • 冬の全国大会

全国大会に向けての3つのテーマ

 

①初戦必勝

②3年生の強い思い

③1年生の勢い

 

 前評判は決して高くない。だからこそ不気味だ。「春の高校バレーの東龍(東九州龍谷)は強い」といわれるゆえんは、数々の下馬評を覆し、タイトルを取ってきた過去があるから。「全ての大会で全力でプレーしているし、優勝を狙っているが、春の高校バレーだけは別物。周囲の期待もすごいけど、それが選手のパワーになっている」と竹内誠二監督。昨年4月に若手世代の日本代表監督となった相原昇前監督の後を継ぎ、“高速コンビバレー”を踏襲する。

 

 8月の全国高校総体では準々決勝敗退となったが、10月の茨城国体では準優勝とチームを立て直した。佐村真唯、新改星南、折立湖雪の1年生3人がコートに立つ若いチームだが、大黒柱の荒木彩花(3年)やエースの室岡莉乃(2年)ら各年代の日本代表選手が支え、急成長を遂げている。

 

 春の高校バレー出場が決まってからは、例年同様に対外試合は極力控え、自チームでの紅白戦でコンビネーションを成熟させ、力をつけてきた。竹内監督は「個々の力が上がり、チーム力も上がっている。大会に向けて気持ちが盛り上がっているし、この大会が最後になる3年生がどれだけ気持ちを出せるかがポイントになる」と話す。第3シードのため2回戦からの登場となる。「僕も監督として(春の高校バレーは)初挑戦だし、1年生も同じ。初戦をいい形で勝てば一気に頂点を目指せる」と、まずは初戦に照準を合わせている。

 

2012年以来の優勝を目指す東龍

 

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