女子全国高校駅伝 持てる力を発揮した大分東明17位

2019/12/26
  • 冬の全国大会

 練習不足の不安もあったが磯部は、「自分が一番強い」と気持ちを高ぶらせ憧れの1区を走った。過去2年間は他の区間を走ったが、「エースが走る1区で区間賞が目標だった。結果を出せず悔しいが、今の状態でできることはやった」。4㌔過ぎに下りでギアを上げ、そこから続く上りで2段目のギアを上げ、17位でタスキをつないだ。2区のメアリー・ムイタ(2年)は駅伝経験は少ないがトラックで鍛えたスピードを発揮し、10位まで順位を上げた。

 

 正念場となった3区の板井加奈(2年)、4区の武井は気負い過ぎ、共に区間序盤でオーバーペースとなった。それでも離れぬよう食らいつき10位台をキープして、1年生アンカーの竹原さくらに託す。初めての都大路で堂々と走り、「緊張したけど自分らしく走った。これまで味わったことのない沿道の声援が気持ちよかった」と竹原。徐々に前走者との差を詰め、抜き去り、最後は競技場のトラックで抜き、2つ順位を上げてフィニッシュ。

 井上監督は「選手は持てる力を出してくれた。来年につながる走りができた」と都大路の大舞台で確かな手応えをつかんだ。

 「沿道の声援が気持ちよかった」と竹原さくら

 

■記録■✳︎カッコ内順位は区間順位

 

1区(6㌔)磯部涼美(3年)20分16秒(17位)17位

2区(4.0975㌔)メアリー・ムイタ(2年)12分59秒(5位)10位

3区(3㌔)板井加奈(2年)10分35秒(35位)15位

4区(3㌔)武井萌夏(3年)10分27秒(35位)19位

5区(5㌔)竹原さくら(1年)16分28秒(10位)17位

 

 

(柚野真也)

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