男子全国高校駅伝 大分東明、県新記録で6位入賞

2019/12/25
  • 冬の全国大会

 勝負区間として送り込んだ3区ダンカン・キサイサ(2年)は区間5位で順位を上げたが、「後半の伸びがなかった」(井上監督)。先頭集団との距離は離れていたが、後続のメンバーは「最後まで諦めなければ(県新)記録更新という最高の結果が出ると思っていた」(上野優人・3年)との共通認識の下、腕時計とにらみ合い、ペースを落とさなかった。

 

 春先から不調の連鎖で全体的に調子が上がらなかったが、3年生を中心に練習からライバル心をむき出しにして、真剣勝負の毎日を続けた。夏を過ぎた頃からベストタイムを更新する選手が多くなり、一気にチームの底上げができ、飛躍的にタイムが伸びた。11月の県予選で県高校記録を更新し、今大会でもさらに記録を伸ばした。キャプテンの上野は「実力以上のものを出せ、タイムにも満足しているが表彰台に上がれなかったのが悔しい。この結果に満足している人は誰もいないのが成長した証しなんだと思う。来年はきっとメダルを獲得してほしい」と後輩に思いを託した。

 

実力以上のものを出せたと話す上野優人 

 

■記録■✳︎カッコ内順位は区間順位

 

1区(10㌔)遠入剛(3年)29分23秒(11位)11位

2区(3㌔)青木森(3年)8分28秒(24位)12位

3区(8.1075㌔)ダンカン・キサイサ(2年)23分49秒(5位)7位

4区(8.0875㌔)上野優人(3年)23分30秒(14位)6位

5区(3㌔) 小山晴空(2年)8分45秒(11位)6位

6区(5㌔) 庭瀬俊輝(2年)14分22秒(4位)5位

7区(5㌔) 河野友誠(3年)14分35秒(14位)6位

 

 

(柚野真也)

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