全国高校バスケ選手権県予選 男子①連覇に向けて突き進む別府溝部学園

2019/10/13
  • 冬の全国大会

 3年生にとって高校最後の晴れ舞台となる全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)。県予選は7月27、28日に1次予選があり、勝ち上がった4校とベスト8の座を懸けて戦うシード4校、そして、その勝者と戦う“スーパーシード”4校が登場する2次予選は今月26日から始まる。県代表を決める大会は大詰めを迎える。優勝候補として名が上がる3校を紹介する。

 

基本スタイル

技術と頭脳で強く賢く勝つバスケ

 

 初回は優勝候補の別府溝部学園。昨年のウインターカップ、今年の全国高校総体(インターハイ)と2度の全国初出場を果たした経験は大きな自信となっている。先日行われた私学大会ではセカンドチームで挑んで優勝。1年生の成長が著しく、日々の努力は確実に結果として表れてきているが、「全国で勝つこと」を意識する彼らは満足していない。

 

 インターハイでは相手と実力こそ差はなかったものの、フリースローの成功率の低さやイージーショットのミス、コート内でのコミュニケーション不足などが重なり、思うように得点が伸びず初戦で敗退した。この経験を一人一人が自覚し、「声を出す、シュート成功率を上げる」の基本に立ち返り、練習に励んでいる。また、全国で改めて体格差に気付かされた。そこで栄養士によるセミナーの受講や食事指導、専属トレーナーによる筋力トレーニングなどを図り、これまで以上に体づくりを徹底した。さらに技術指導には、今年4月から元Bリーグ選手の奧野功知氏をアシスタントコーチに招聘。指導陣の充実によりさらなる高みを目指す。

 

基本のハンドリング練習などを繰り返す

 

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