ヴェルスパ 30歳を超えても主力としてチームを引っ張る中村真人

2021/05/29
  • ヴェルスパ大分

 今季のヴェルスパ大分は30代選手の活躍が光る。GK姫野昂志(30歳)、DF浦島貴大(33歳)、FW中村真人(31歳)。昨年もチームの屋台骨を支えた。ベテランと呼ぶには心苦しく、彼らはピッチに立てば誰よりも俊敏にボールに反応し、力強くボールを跳ね返し、コンタクトプレーもいとわない。とりわけ最前線で泥臭く体を張り、相手DFとの競り合い、空中戦で真っ向勝負を挑む中村に陰りは見えない。

 

 リーグ戦8試合を終えて、全て先発出場。チーム最多の4得点を記録し、勝利に貢献している。22日の「第101回天皇杯全日本サッカー選手権(天皇杯)」では延長を含む120分フル出場。運動量だけでなく、相手との競り合いが多く、体力の消耗の激しいポジションでありながら、そのタフさは際立つ。「泥臭くプレーすることが僕の特徴なんで」とサラリと言うが、傷やアザは絶えない。チームに求められるプレーをひたむきに実行する中村に、チームメートは絶大な信頼を寄せる。

 

前線からアグレッシブに動く中村真人

 

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