ヴェルスパ 新主将・篠原宏仁、中軸を担い大奮闘
2021/03/07
- ヴェルスパ大分
新監督を招き新たなスタートを切ったヴェルスパ大分。昨季の王者として臨む今シーズンは連覇が目標となる。新キャプテンの篠原宏仁は、練習から気を吐き、率先してチームを盛り上げる。須藤茂光前監督体制のときは怒られ役だった。練習中から「シノ、もっと走れ!ボールに絡むんだ!」と叱咤(しった)激励が飛んだが、今は違う。チームの誰よりも声を出し、的確に仲間に指示する姿があった。「新しい監督が来て、新しいチームをつくり上げている。監督のサッカーを形にしたい」と語る。
今季から就任した山橋貴史監督は、須藤前監督が築いたパスサッカーをベースに守備のテコ入れを図る。中盤の底にポジションを取る篠原は新たな戦術の要だ。「昨年まではブロックをつくって構える感じだったが、今季は自分たちからプレッシャーをかけて、高い位置からボールを奪いにいく。僕の役割は前線と最終ラインの間を埋めること、常に動き続けなければいけない」と役割を理解し、チームのために汗かき役に徹する。
今季からキャプテンとなった篠原宏仁