大分三好ヴァイセアドラー 1部残留を決め、黒鷲旗に向けて再始動

2022/04/17
  • 大分三好ヴァイセアドラー

 今季のVリーグ1部を6勝30敗の9位で終えた大分三好ヴァイセアドラー。リーグ序盤戦は新外国人選手のエメルソンら新戦力の加入で勝利を重ねたが、徐々に対策を練られ失速した。過去最多の6勝を挙げたがチャレンジマッチ(1部と2部の入れ替え戦)を戦うことになり、息詰まる攻防を制し残留が決まった。入団3年目の井口直紀は「目標の8位に到達できなかったが、1部残留という最低限の結果を残せた」と話し、同じく3年目の古賀健太は「来季も1部でできる。ホッとした」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 

 今季の大分は7シーズン指揮した小川貴史監督に代わって、ムレイ・ポール監督が指揮した。新監督は選手と話す場を多く設け、「君たちは強い」「自信を持って戦おう」とポジティブな言葉を投げ掛け、勝者のメンタリティーを植え付けた。ベネズエラ代表として東京五輪に出場したエメルソンが加わり、序盤戦は堺ブレイザーズやパナソニックパンサーズなどに勝利し、勢いに乗った。ただ、試合を重ね、対戦相手が入念に対策を練り始めた頃から黒星が続いた。

 

「収穫の多いリーグ戦となった」と語った古賀健太

 

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